拝啓、母さん元気してますか?
僕は元気です。
相変わらず一人で今日も調査の日々です。
え?仕事?
大丈夫。仕事は続けているよ。今回も仕事終わりの夜行バスで移動してきた。
そのぐらいじゃないとどこにも行けやしない。
私の姉は毎日がしんどくて遊びにいけない!と会社をやめてしまったけど、公務員の姉のほうが私より休みが多く、お金もあったはずだ。遊びにいけないんじゃなくて、遊びに力を使わなかっただけなのでは?と思う。
時間は平等だ。疲れて寝ている間にも私は西へ東へ旅に出る。
「いいよねー休みがあってー」とよく言われるが、きっとあなたより私は休みがない。
「なんでしんどいことばかりしてるの?」とよく言われるが、何もしんどくないようなことに時間を費やして、「あーおもしろかった」なんて言うのが嫌なだけ。
壁の中の生活なんて飽き飽きだ。毎日同じ道路で通勤してるほうがよっぽどしんどい。
どうせだったら「スッゲー!!日本は広いなぁー!!世界でかいなー!!」「こんな人にありたいなー」「すごいこと発見した!!」「ポケモンゲットだぜ!」
とか、広い世界が見たい。壁の向こう側にいきたい!そう思うワケ。
疲れたーっと言ってる間に私は最高やー!!ってしてやる。
そんなワケで、母さん。おなかが減りました。まだ17時ですが、食事がどこもできません。助けてください。
息子より
という、男の書記がみつかった!
もうわかっているね。
すぐに船に乗り込んで高島の調査に移るぞ!
深夜バスなら長崎まで一気に移動できる。仕事がおわったらすぐに乗りこむのだ!
高島の調査編スタート